便秘について

40代を過ぎると腸内環境が悪くなり、便秘しやすくなる人が増えると言われていますがなぜなのでしょう? 40代までは男性より女性の方が、便秘人口が多いと言われています。しかし中高年になると男性の便秘人口も増加していきます。そんな中高年からの腸内環境を考えてみましょう。

 

60代からの便秘人口は急激に増える

日本の便秘人口の調査データでは、60代から急激に増えることが示されています。中高年になって腸内ケアをしないと、腸内環境は悪い方へと変化してしまうことに。20代~40代の便秘人口は男女とも年代による違いはほとんどありません。40代までは女性の便秘人口を1とすると、男性は約1/4程度と圧倒的に女性の方が多い状態です。50代になると女性は40代とあまり変化なく、男性が女性の約1/2まで倍増します。

 

60代になると女性は40代の約1.2倍程度に増え、男性は40代より約4倍に増加します。そして65歳になると女性は40代の3倍弱、男性は40代の約13倍にも増加。40代までは女性よりずっと便秘人口が低い男性ですが、中高年になってからの増加率はとても高くなることが分かります。この数字からも中高年になると、男性も女性も同じように多くの人が便秘を感じるようになることが判明したのです。

(出典:平成25年度国民生活機器素調査の概況-厚生労働省)

 

中高年の便秘の理由

中高年になると、なぜこのように便秘人口が増えるのでしょう。これほど急激に便秘人口が増えるには幾つかの理由があります。

・腸内環境が良い状態に保てなくなる

腸内環境は善玉菌と悪玉菌のバランスが大切です。しかし加齢による代謝の低下に伴って腸の蠕動運動なども低下し、悪玉菌が増えてバランスが悪くなります。

・腹筋等が弱くなり排便困難

腹筋が弱くなると力む力が弱くなり、どうしても溜まりやすくなってしまいます。

・水分摂取量による便秘

運動量の減少や代謝低下に伴い、水分補給が減る傾向があります。それによって便が硬くなりやすく便秘しやすくなります。

・食物繊維や乳酸菌食品を意識的に摂る必要がある

乳幼児の腸内には99%のビフィズス菌が存在すると言われていますが、成人になると約10%まで低下、60歳を過ぎるころには1%になるとも言われています。そのため若い頃よりしっかりと、食物繊維や乳酸菌などの豊富なものを摂取する必要があるのです。若い頃のままの食生活では便秘になりかねません。

 

善玉菌を増やすために食べたいもの

善玉菌を増やすために乳酸菌を多く含むチーズやヨーグルト、発酵食品などを意識的に食べるようにしましょう。またオリゴ糖や食物繊維、グルコン酸などを含む食品もおすすめ。野菜類も多く摂るようにしたいものですが、生ではなかなか量が食べられないので煮物やホットサラダなどにして、野菜の量を摂るようにしましょう。またキノコや海藻なども、腸内環境を高め善玉菌を増やすためにはおすすめです。そしてなかなか食品からだけでは難しいという場合は、乳酸菌やビフィズス菌などのサプリメントや、食物繊維豊富な青汁などをプラスするのもおすすめです。

 

腸の動きをサポートする運動

ウォーキングなどの無理のない有酸素運動を続けることで、代謝を高めることも大切です。また腸の動きをサポートするストレッチやヨガもおすすめ。そして腹筋を落とさないように毎日腹筋運動をしたり、バランスボールを使うなどで意識的に腹筋を鍛えましょう。

 

水分の効果的な摂り方

水分は成人の場合、1日約2,000ml~2,500mlが必要と言われています。この中で1,300ml前後はいわゆる飲料水として飲むようにしたい量です。いっぺんに飲むより定期的に数回に分けて、飲む方が有効に働くと言われています。そして便秘しやすい人は朝起きて1杯の冷たい水がおすすめと言われているのです。胃腸の反応が腸を刺激して蠕動運動を起こさせ、便意を感じさせるというものです。

 

 

 

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